【6月17日 AFP】フランス国民議会(下院)の第2回投票を17日に控え、フランス領ギアナ(French Guyana)やグアドループ(Guadeloupe)、マルティニク(Martinique)諸島などの海外県では一日早い16日に投票が開始された。

 フランス本土での投票は17日GMT0800時に開始され、約3700万人の有権者が投票する。

 全577議席中、第1回投票で確定した110議席から残る467議席が候補者933人によって争われる。

 世論調査はいずれもニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領率いる与党、国民運動連合(Union For a Popular MovementUMP)の圧倒的な優位を示しており、社会党(Socialist PartyPS)は5月の大統領選挙での敗北から立ち直りを見せていない。

 世論調査会社TNS Sofresによれば、与党国民運動連合と、選挙協力する「新中道(New Centre)」との最終獲得議席は577議席中、あわせて405から435議席となる見通し。一方の社会党は125から149議席が見込まれている。

 国民運動連合は現在下院の過半数を占めており、与党が2期にわたって多数派を維持するのは1978年以来となる。これは、サルコジ大統領の公約する「過去の政策からの脱却」が受け入れられたことを示している。(c)AFP/Hugh Schofield