【6月14日 AFP】ネパール暫定議会は13日夜、王制廃止を可能にする暫定憲法改正案を可決した。

 11月に予定される制憲議会選挙にギャネンドラ(King Gyanendra)国王が干渉した場合、同議会の3分の2以上の賛成により、238年続いてきたシャー(Shah)王朝を廃止できる体制を整えた。

 ギャネンドラ国王は2005年2月、直接統治を導入したものの、全国に広がった大規模な抗議運動により、直接統治には2006年4月、14か月で終止符が打たれた。また同国王はすでに、国家元首の地位や国軍最高司令官などの大権をはく奪されている。(c)AFP