【6月13日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は「率直な物言い」の政治家を好むが、最近では特にニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏新大統領がお気に入りのようだ。

 匿名を条件にAFPのインタビューに応じたブッシュ大統領の側近の話によれば、「これまで数年間にわたってブッシュ大統領が会談してきた世界各国首脳のなかでも、サルコジ大統領ほど『単刀直入』な人物はいなかった。その点でサルコジ大統領はブッシュ大統領とよく似ている」と語った。

 前週、ドイツのハイリゲンダム(Heiligendamm)で主要8か国(G8)首脳会議と平行して米仏首脳会談が行われたが、コソボ自治州の最終地位問題をめぐり、「外交的」にはブッシュ大統領とサルコジ大統領の意見は分かれた。また、
会談中、サルコジ大統領は、世界問題についてブッシュ大統領を質問ぜめにしていたという。

 その一方で、両者の会談は「極めて友好的に行われ、お互いに非常に気があったようだ」という。「ブッシュ大統領は、サルコジ大統領との再会を非常に楽しみにしている」(c)AFP