【6月9日 AFP】ドイツ・ハイリゲンダム(Heiligendamm)で開催の主要国(G8)首脳会議で8日、参加した首脳らはダルフール(Darfur)での攻撃再開について深い懸念を示し、「残虐行為への加担者」告発に向けた取り組みへの支援を明らかにした。同日、会議は閉幕。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領はG8首脳に対し、ダルフール紛争をめぐってはスーダン政府に対して強硬な姿勢をとるよう求めていた。

 首脳会議の議長総括では、「われわれはダルフールにおける非常に不安定な情勢および悲惨な人道的状況について深く懸念している」と表明し、4月と5月にスーダン政府がダルフール北部で実施した爆撃、また反政府勢力によるアフリカ連合(African UnionAU)軍への攻撃が非難された。(c)AFP