ゴア氏、イラク戦争と気候変動への取り組みについて米政府を批判
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【6月3日 AFP】アル・ゴア(Al Gore)米元副大統領は2日付の英国朝刊紙「ガーディアン(Guardian)」のインタビュー記事の中で、イラク戦争と気候変動問題放置の共通点は、明確な証拠が無視され続けられてきたことだとして、米国政府の無策を批判した。
精力的に環境保護活動に身を投じるゴア元副大統領はさらに、「米国は『おろかな扇動』によって、イラク侵攻へと巻き込まれていった」と指摘。
元副大統領は、「イラク侵攻は壊滅的な過ちであり、二酸化炭素削減への取り組み失敗もさらにひどい過ちだったことを、分別ある人に納得させるには充分すぎるほどの証拠がある」と述べた上で、「問題は、いかに米国が『おろかな扇動』にそこまで脆弱になってしまったのかという点。ジャーナリストを始めとする多くの人々は、愛国心が欠如しているとの烙印を押されることを恐れてきた。これは民主主義にあるまじき姿だ」と米国社会への危機感を示した。
一方で度重なる大統領選出馬について質問されたゴア元副大統領は、「大統領に選ばれる器量はない」と述べながらも、米国大統領職ほど重要事項に影響力を行使できる職はないことも認めた。(c)AFP
精力的に環境保護活動に身を投じるゴア元副大統領はさらに、「米国は『おろかな扇動』によって、イラク侵攻へと巻き込まれていった」と指摘。
元副大統領は、「イラク侵攻は壊滅的な過ちであり、二酸化炭素削減への取り組み失敗もさらにひどい過ちだったことを、分別ある人に納得させるには充分すぎるほどの証拠がある」と述べた上で、「問題は、いかに米国が『おろかな扇動』にそこまで脆弱になってしまったのかという点。ジャーナリストを始めとする多くの人々は、愛国心が欠如しているとの烙印を押されることを恐れてきた。これは民主主義にあるまじき姿だ」と米国社会への危機感を示した。
一方で度重なる大統領選出馬について質問されたゴア元副大統領は、「大統領に選ばれる器量はない」と述べながらも、米国大統領職ほど重要事項に影響力を行使できる職はないことも認めた。(c)AFP