【5月22日 AFP】読売および朝日両新聞が22日に発表した最新の世論調査によると、安倍内閣の支持率が50%近くにまで回復した。

 読売新聞が19、20の両日に全国有権者3000人を対象に実施した全国世論調査では、安倍内閣の支持率は49.6%で、3月に実施した前回調査から5.8ポイント増えた。不支持率は、前回比7.1ポイント減の36.8%だった。

 朝日新聞も同日に全国世論調査を実施。これによると、安倍内閣の支持率は1週間前の43%から、わずかながら1ポイント上昇し44%となった。不支持率は、前回の36%から33%に減った。

 朝日新聞では、教育関連3法案の成立を推進する安倍晋三首相の姿勢が支持率好転につながったとしている。一方で、憲法改正を可能とする国民投票法案が14日の参院本会議で可決、成立したものの、憲法改正については、有権者の間でも評価が分かれていると見る。

 閣僚の相次ぐ不祥事や失言により、安倍内閣の支持率は下落を続けていたが、7月に参議院選挙を前に、持ち直した形だ。