仏国防相が来日、両国関係強化へ期待 - 東京
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【東京 15日 AFP】アジア歴訪を開始したミシェル・アリヨマリ(Michele Alliot-Marie)仏国防相は15日、訪日した。同日に、久間章生防衛相と会談する予定。日本では、北朝鮮核問題や欧州連合(EU)の対中武器禁輸解除などが懸案となっている。
久間防衛相は2007年始め、日本最大の同盟国である米国主導のイラク侵攻を批判し、物議を醸した。日本は、フランスなどが強く反対するイラク侵攻を実施した米国を支持してきた。
アリヨマリ国防相は毎日新聞とのインタビューで「2007年始めに日本の防衛庁が省に昇格したことにより、日仏関係は強化されるだろう」と語った。
一方で、ジャック・シラク(Jacques Chirac)仏大統領が、欧州連合に対中武器禁輸解除を呼びかけたことに日本は懸念を抱いている。武器禁輸は、1989年の天安門事件を受けて課された。ただし、禁輸解除への動きは中台間の緊張増大によって勢いを弱めている。
アリヨマリ国防相は今後、16日に安倍晋三首相と会談後、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領、中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席とも会談を予定している。
写真は15日、防衛省で儀仗(ぎじょう)兵を閲兵する久間防衛相(左)と、アリヨマリ国防相(右)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
久間防衛相は2007年始め、日本最大の同盟国である米国主導のイラク侵攻を批判し、物議を醸した。日本は、フランスなどが強く反対するイラク侵攻を実施した米国を支持してきた。
アリヨマリ国防相は毎日新聞とのインタビューで「2007年始めに日本の防衛庁が省に昇格したことにより、日仏関係は強化されるだろう」と語った。
一方で、ジャック・シラク(Jacques Chirac)仏大統領が、欧州連合に対中武器禁輸解除を呼びかけたことに日本は懸念を抱いている。武器禁輸は、1989年の天安門事件を受けて課された。ただし、禁輸解除への動きは中台間の緊張増大によって勢いを弱めている。
アリヨマリ国防相は今後、16日に安倍晋三首相と会談後、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領、中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席とも会談を予定している。
写真は15日、防衛省で儀仗(ぎじょう)兵を閲兵する久間防衛相(左)と、アリヨマリ国防相(右)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO