【東京 4日 AFP】海上保安庁の巡視船が4日、尖閣諸島・魚釣島の西30キロで、明らかに調査活動を行っている中国船を発見した。同庁の報道官が伝えた。

 報道官は、「中国船は筒や網を沈めており、何らかの調査を行っているように見えた」と伝え、「活動を停止し、日本の排他的経済水域(EEZ)から去るように警告したが、調査船は警告を無視した」述べた。
 また、午後6時には、尖閣諸島の南南西63キロの地点で同じ調査船が目撃されたという。

 魚釣島は、日本側が「竹島」、中国側は「釣魚台」と呼び、両国が領有権を主張している。中国の調査船が日本の排他的経済水域で活動を行った同様のケースは、2006年に7回あった。

 写真は、活動家らを乗せ尖閣諸島に向かう中国船(2004年1月15日撮影)。(c)AFP/JAPAN COAST GUARD