【8月6日 AFP】ロンドン五輪は5日、ウィンブルドン(Wimbledon)でテニスの女子ダブルス決勝が行われ、米国のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)/セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)組は6-4、6-4で第4シードでチェコのアンドレア・フラバコワ(Andrea Hlavackova)/ルーシー・フラデカ(Lucie Hradecka)組を破り、ウィリアムス姉妹はそれぞれ史上初の五輪で金メダルを4個獲得したテニス選手となった。

 ウィリアムス姉妹は2000年シドニー五輪と2008年北京五輪で女子ダブルス金メダルを獲得しており、姉のヴィーナスはシドニー五輪の女子シングルスで、妹のセレーナは4日に行われた女子シングルス決勝で金メダルを獲得している。

 またウィリアムス姉妹は、これまでスペインのコンチタ・マルティネス(Conchita Martinez)だけしか成し遂げていなかった五輪3大会でメダル獲得の快挙を達成している。マルティネスは1992年のバルセロナ五輪と2004年アテネ五輪で銀メダル、1996年アトランタ五輪で銅メダルを獲得している。

  WTAツアーのシングルスで10年以上も存在感を見せ続けているヴィーナスとセリーナだが、両者はダブルスでも無類の強さを誇っており、グランドスラム(四大大会)で通算13勝し、五輪の金メダルを3個保持している。

 一方、今年の全仏オープンテニス(French Open 2012)女子ダブルスで初のグランドスラムタイトルを獲得し、今大会でも決勝に勝ち進むまで1セットしか落としていなかったフラバコワ/フラデカ組だが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)決勝を含む過去4度の対戦で一度も勝てなかったウィリアムス姉妹の壁を乗り越えることはできなかった。(c)AFP