【8月4日 AFP】ロンドン五輪は3日、女子サッカー準々決勝の試合がカーディフ(Cardiff)のミレニアム・スタジアム(Millennium Stadium)で行われ、日本は2-0でブラジルに勝利し、準決勝へ進出した。

 序盤、世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」を複数回受賞している主将のマルタ(Marta)を中心にブラジルが圧倒的に試合を支配したものの、組織された日本の守備陣を崩すのに苦戦。

 すると日本は27分、ブラジルの粗末な守備の隙を突いて阪口夢穂(Mizuho Sakaguchi)のパスに抜け出した大儀見優季(Yuki Ogimi)が先制点を決めた。

 その後、マルタの際どいフリーキック(FK)やクリスチアーネ・ロセイラ・デ・ソウザ・シルバ(Cristiane Rozeira De Souza Silva)のヘディングなどでブラジルにゴールを脅かされた日本だったが、カウンターから追加点を奪った。

 後半28分、アシスト役に回った大儀見の完璧なパスを受けた大野忍(Shinobu Ohno)が、内側へ切れ込んでブラジルのエリカ(Erika)をかわすと、浮き球のシュートでゴールキーパー(GK)のアンドレイア(Andreia)の守るゴールを破った。

 日本はロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で、フランスと準決勝を戦う。(c)AFP/Julian Guyer