【6月29日 AFP】サッカー元イングランド代表の主将デビッド・ベッカム(David Beckham)が28日、ロンドン五輪のサッカー英国代表に選出されなかったことを発表した。

 ベッカムはこの日発表した声明の中で、スチュアート・ピアース(Stuart Pearce)監督が率いる英国代表チームのオーバーエイジ枠3人に自身が選ばれなかったことを明らかにしている。

 前週にピアース監督は、ベッカムの状態を確認するために米国を訪れていた。

 ベッカムは声明で、「国を代表する選手としてプレーできることがどれだけ大きなことかは、みんなが知っている通りだ。だからこそ英国代表の一員になれれば、本当に光栄だった。残念な気持ちは当然あるけれど、僕以上のサポーターはいない。みんなと同じで、チームが金メダルを獲得することを願っている」とコメントしている。

 37歳のベッカムは、これまでに何度も母国で開催される五輪に出場できることを望んでいると語っていた。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)や、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)でプレーした経歴を持つベッカムは、2005年にシンガポールで開かれた国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)総会で、ロンドンの2012年夏季五輪招致活動に参加している。(c)AFP