ロンドン五輪、閉会式はブリティッシュ・ミュージックの祭典
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【8月13日 AFP】12日夜(日本時間13日朝)に行われたロンドン五輪の閉会式は、「ブリティッシュ・ミュージックのシンフォニー(A Symphony of British Music)」と題された壮大な音楽の祭典となった。
英国旗をかたどったステージにはクイーン(Queen)のブライアン・メイ(Brian May)とロジャー・テイラー(Roger Taylor)をはじめ、ジョージ・マイケル(George Michael)、ファットボーイスリム(Fatboy Slim)、スパイスガールズ(Spice Girls)ら、英国の大物ミュージシャンが次々と登場。会場は英国のミュージシャンと8万人の観客たちとの大合唱に包まれ、大いに盛り上がった。
終演が近づくとともに徐々に弱まっていった聖火の炎で、会場には一抹の寂しさが漂った。しかし、それもつかの間。大トリに登場した大御所ロックバンド、ザ・フー(The Who)の圧巻の演奏が、沈みかけたムードを一気に吹き飛ばした。
閉会式の芸術演出を担当したキム・ガビン(Kim Gavin)氏は、「16日間におよぶ競技の後で、ホスト国としてロンドンや英国の人たち、そしてわれわれの音楽や文化の素晴らしさを全て盛り込んでもてなしたい」と直前に語っていた。
大みそかと同様に、国会議事堂の大時計ビッグベン(Big Ben)によるカウントダウンとともに12日午後9時(日本時間13日午前5時)に始まった閉会式は3時間にも及んだ。全世界で3億人を超える人々が中継放送を視聴したとみられる。
閉会式にはエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の代理としてヘンリー王子(Prince Harry)が出席した。(c)AFP/Robin Millard