スイス代表サッカー選手、差別ツイートで強制帰国
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【7月31日 AFP】ロンドン五輪サッカースイス代表のミシェル・モルガネッラ(Michel Morganella)が、ツイッター(Twitter)上で韓国代表の選手に対する人種差別的な書き込みをして、強制帰国処分となった。同代表の役員が30日、明かした。
モルガネッラは29日に行われたグループリーグで韓国に1-2で敗れた後、韓国代表チームと同国民の尊厳を侮辱する内容をツイッターに書き込んだ。同ツイートはその後削除された。
これを受けてスイス代表団の代表は「ミシェルはツイッターで故意に暴言を吐き、公に謝罪もしたが、スイス五輪委員会(Swiss Olympic Committee、SOC)とスイスサッカー協会(Swiss Football Association、SFA)はモルガネッラに最大限の罰を下すことが適切だと判断した」とコメントした。
イタリア・セリエAのパレルモ(US Citta di Palermo)に所属し、ディフェンダー(DF)を務める23歳のモルガネッラは、五輪におけるツイッターへの書き込みで処罰を受けた2人目の五輪選手となった。
25日には女子三段跳びギリシャ代表のパラスケビ・パパフリストゥ(Paraskevi 'Voula' Papahristou)がツイッターにギリシャ国内に住むアフリカ移民に対する差別発言を書き込み、同国五輪代表から除名されている。(c)AFP