【7月24日 AFP】ロンドン五輪の聖火リレーは23日、開催都市ロンドン(London)で行われ、男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)らが参加した。

 テニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)男子シングルス決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の前に敗れたマレーは、その後大会が行われたオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)のセンターコートをひそかに訪れていたことを明かした。

 英国人男子選手としてウィンブルドンで76年ぶりとなる優勝の望みを絶たれたマレーは、テレビで中継されたインタビューで涙を流した。

 マレーは「決勝の数日後に(センターコートに)行って、少しの間コートに座った。なかなか良い感じだった。気分も良くなったし、今は五輪を心待ちにするときだ。五輪はウィンブルドンを乗り越える完璧なモチベーションだし、それに向けて準備はできている」と語った。

 ウィンブルドンのセンターコートでトーチを掲げ、その後女子テニスのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)に聖火を引き渡したマレーは「聖火を運ぶなんて信じられないことだった。トーチをもって飛び跳ねようとしたけど、難しかったね。ヴィーナスは自分の髪に火が燃え移らないか心配していたよ」と振り返った。(c)AFP