【7月22日 AFP】ロンドン五輪の聖火リレーが21日、開催都市ロンドン(London)で始まった。

 27日に行われる五輪の開会式までの7日間、同市内でリレーされる聖火は、体操の元五輪選手ナディア・コマネチ(Nadia Comaneci)さんによって空高く掲げられた。

 10点満点を記録するなど、2度の五輪で5つの金メダルを獲得したコマネチさんは、体操競技やバスケットボールの決勝戦が行われるノース・グリニッチ・アリーナ(North Greenwich Arena)の屋根の上で、元NBA(米プロバスケットボール協会)選手のジョン・アメチ(John Amaechi)氏に聖火をリレーした。

 グリニッジ天文台(Greenwich Observatory)からスタートし、ロンドン東部の36マイル(約58キロ)の道のりで行われた同日の聖火リレーでは、3月に行われたFAカップ2011-12(FA Cup 2011-12)の試合中に倒れ、心停止状態となったサッカーイングランド・プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)に所属するファブリス・ムアンバ(Fabrice Muamba)や、今五輪で金メダル獲得を目指す、陸上男子三段跳びのフィリップス・イドウ(Phillips Idowu)らもランナーとして参加した。(c)AFP/Ruth Holmes