【7月20日 AFP】ロンドン五輪に出場する男子バスケットボール米国五輪代表は19日、マンチェスター(Manchester)で親善試合を行い、英国代表に118-78で勝利した。

 マンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)で行われた試合は、五輪開幕を控える両チームにとっては調整の一環に過ぎないが、会場にはロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)や、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)に所属する英国代表のルオル・デン(Luol Deng)を一目見ようと約1万7000人のファンが駆けつけ、選手たちに声援を送っていた。

 1948年のロンドン五輪以来となる米国代表の試合には、サッカー選手のジョレオン・レスコット(Joleon Lescott)やクリス・スモーリング(Chris Smalling)、トム・クレヴァリー(Tom Cleverley)、ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)、心臓停止状態から奇跡的に回復したファブリス・ムアンバ(Fabrice Muamba)をはじめ、ラグビーのダニー・チプリアーニ(Danny Cipriani)、ボクシングのアミール・カーン(Amir Khan)も観戦に姿を見せていた。

 デンが試合最多の25得点、ポップス・メンサーボンス(Pops Mensah-Bonsu)が12得点9リバウンドを記録した英国に対し、米国はデロン・ウィリアムス(Deron Williams)とカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)がそれぞれ19得点を記録した。

 試合は12-13シーズンからポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)でプレーするジョエル・フリーランド(Joel Freeland)の得点で英国が先手を取ったものの、時間が進むにつれて本領を発揮した米国が33-20で第1クオーターを終えると、第2クォーターにはケビン・デュラント(Kevin Durant)やレブロン・ジェームズ(LeBron James)の得点でたたみ掛け、前半を55-37で折り返した。

 第3クオーター開始直後にジェームズとウィリアムスが得点を重ねた米国は、その後も各ポジションに素晴らしい選手を揃えていることを見せつけると、第4クォーターも一方的な展開が続き、最終的には圧倒的な実力差を誇示する結果となった。(c)AFP/Ian Whittell