【7月16日 AFP】五輪のマークと同じ5つのNBAのチャンピオンリングを持つ、ロンドン五輪男子バスケットボール米国代表のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)は、五輪連覇を望んでいる。

 五輪を目前にしてエース選手数人が故障により出場を断念しているにも関わらず、米国は優勝候補に挙げられている。

 ロンドン五輪決勝戦の11日後に34歳を迎える、同代表最年長のブライアントは「五輪は大きな挑戦だ。世界中のチームが、僕らとの差が縮まっていて、僕らを倒せるとと思っているみたいだからね。チームの問題点は理解している。でも五輪までには準備は整うし、米国に金メダルを持って帰るよ」と自信を見せた。

 ブライアントは、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)で1999-2000シーズンから3連覇を達成すると、08-09シーズン、09-10シーズンに2連覇を記録して、通算5度のNBA王者に輝いている。

 ブライアントはまた、2008年北京五輪決勝のスペイン戦では第4Qだけで13得点を挙げるなど20得点を記録し、118-107での優勝に大きく貢献した。

 ロンドン五輪代表には、北京で金メダルを獲得したメンバーが5人と、FIBAバスケットボール世界選手権(2010 FIBA Basketball World Championship)で優勝を果たしたメンバー5人が選出されている。

 ブライアントは「米国の大きなの強みの一つは、選手全員が上達していて、ボールの扱い、シュート、ポストアップまで何でもこなせることだ。コートの全体をカバーできる選手がたくさんいることを、いかさなければならない」と話した。

 そしてブライアントは、今回が最後になるであろうNBAのライバル選手たちとの絆を作るチャンスを逃したくないと明かした。

「時間はあっという間に過ぎていくけど、楽しんでいるよ。一生の思い出さ」

(c)AFP/Jim Slater