【9月26日 AFP】ローマ法王庁(バチカン)の文化評議会議長(文化相に相当)を務めるジャンフランコ・ラバジ(Gianfranco Ravasi)枢機卿は25日、「簡潔で深い意味のある」教えを説いたイエス・キリストは、世界で初めてツイートした人物だといえると述べた。

 ラバジ枢機卿はイタリアの主要新聞各紙編集者との会合で、イエスが「『互いに愛し合いなさい』といったような、45文字以下の初歩的な語句を使った『つぶやき』を、誰よりも早く使った」と指摘。「今日でいうテレビのように、物語や象徴を通じてメッセージを伝えた」と語った。

 同枢機卿はまた、「聖職者、司祭がコミュニケーションに対して興味がないとしたら、それは自らの義務に反することだ」と述べ、現代のコンピューター技術を聖職者が活用することの重要性も強調した。

 ローマ法王庁は前法王のベネディクト16世(Benedict XVI)の在位中からインターネット上のプレゼンス強化を図り始めた。フランシスコ(Francis)現法王のツイッター(Twitter)アカウントには、英語版だけで300万人のフォロワーがついている。(c)AFP