【7月26日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の名所コパカバーナビーチ(Copacabana Beach)で25日、ローマ・カトリック教会の祭典「世界青年の日(World Youth Day)」が開催され、フランシスコ(Francis)法王(76)を一目見ようと約150万人が詰め掛けた。

 強風と冷たい雨の中、若者たちのサンバ演奏やダンスに迎えられた法王は、「カリオカ(リオの住民)は寒さや雨は嫌いだと聞いていたが、あなた方の信仰は寒さよりも雨よりも強い」と喜んだ。新年の花火以外でこれほど多数の群集がコパカバーナビーチに集まったのは、2006年2月に英ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」のツアーライブ(推計動員数100万~170万人)以来という。

 これに先立って法王はリオ市内でも犯罪が多いとされるファベーラ(スラム街)、バルジーニャ(Varginha)地区を訪問。ブラジルにまん延する汚職や不公正にくじけないよう住民らを励ました。(c)AFP