【2月11日 AFP】インドのガンジス(Ganges)川で沐浴(もくよく)する世界最大の宗教的祝祭「クンブメーラ(Kumbh Mela)」が、最も縁起が良いとされる日の10日にピークに達し、何千万人ものヒンズー教徒が聖なる水で身を清めた。

 インド北部のアラハバード(Allahabad)で夜明け前、全身に灰を塗った裸の聖人に導かれて大勢の巡礼者がガンジス川に入っていった。沐浴することで罪が洗い流されるといわれる。10日朝のアラハバードの人口は、通常の120万人から4000万人に急増したという。

 1月に始まり3月まで続くクンブメーラは、12年ごとに開催される。占星術師によれば、今年はとくに147年に1度訪れる、星のめぐり合わせがよい年で、巡礼者も例年以上に多い。(c)AFP/ Sagarika Dubey