「ドッグ・ブレス・ユー」、犬たちにも祝福礼拝 米ワシントン
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【5月27日 AFP】米ワシントンD.C.の教会、ナショナル・シティ・クリスチャン・チャーチ(National City Christian Church)に日曜、数十匹の犬たちが集まってきた。今年で5回目となる、犬のための祝福礼拝だ。
この祝福は毎年秋、動物の守護聖人アッシジの聖フランチェスコの日に行われる動物全般のための祝福とは異なり、犬だけが受けられる。この教会は約200年前に米国で誕生したキリスト教の一派、ディサイプルス派の大聖堂とされているが、もっと多くの人に訪れてもらおうと始めたのが犬の祝福だった。
「何年か前のある日曜日、私たちは外に立って通りがかる人たちに声をかけ、教会の中へ誘っていたのです。その時、ほとんどの人が犬と一緒にいるんじゃないかと思ったんです。最初は外に水やビスケットを置いてあげていたんですが、そのうち、犬のために短い祝福礼拝をしたらいいんじゃないかと思いついたんです」とスティーブン・ジェントル(Stephen Gentle)牧師は説明する。
取材した礼拝には20匹ばかりの犬が集まり、カンタベリー司教の祈りをジェントル牧師が唱えて始まった。讃美歌「ものみなこぞりて」が流れると、教会入口の階段に並んだ犬たちの何匹かは一緒に吠えて合唱した。その後には「獣よ、すべての家畜よ、這うものたちよ、空を飛ぶ鳥たちよ」という1節がある旧約聖書の詩篇148が読み上げられた。
ワシントンまでやって来ることができない人と犬のためには、オンラインで礼拝と祝福を行うサイトが開設されている。こちらでは犬だけではなく、魚や爬虫類、虫まで礼拝に参加できる。
同教会では、ネコの祝福礼拝を始める計画も温めている。ただし、ネコと一緒に歩いている人は少ないので、犬よりも難しいかもしれないとジェントル牧師は考えている。(c)AFP/Karin Zeitvogel
この祝福は毎年秋、動物の守護聖人アッシジの聖フランチェスコの日に行われる動物全般のための祝福とは異なり、犬だけが受けられる。この教会は約200年前に米国で誕生したキリスト教の一派、ディサイプルス派の大聖堂とされているが、もっと多くの人に訪れてもらおうと始めたのが犬の祝福だった。
「何年か前のある日曜日、私たちは外に立って通りがかる人たちに声をかけ、教会の中へ誘っていたのです。その時、ほとんどの人が犬と一緒にいるんじゃないかと思ったんです。最初は外に水やビスケットを置いてあげていたんですが、そのうち、犬のために短い祝福礼拝をしたらいいんじゃないかと思いついたんです」とスティーブン・ジェントル(Stephen Gentle)牧師は説明する。
取材した礼拝には20匹ばかりの犬が集まり、カンタベリー司教の祈りをジェントル牧師が唱えて始まった。讃美歌「ものみなこぞりて」が流れると、教会入口の階段に並んだ犬たちの何匹かは一緒に吠えて合唱した。その後には「獣よ、すべての家畜よ、這うものたちよ、空を飛ぶ鳥たちよ」という1節がある旧約聖書の詩篇148が読み上げられた。
ワシントンまでやって来ることができない人と犬のためには、オンラインで礼拝と祝福を行うサイトが開設されている。こちらでは犬だけではなく、魚や爬虫類、虫まで礼拝に参加できる。
同教会では、ネコの祝福礼拝を始める計画も温めている。ただし、ネコと一緒に歩いている人は少ないので、犬よりも難しいかもしれないとジェントル牧師は考えている。(c)AFP/Karin Zeitvogel