【1月19日 AFP】過激な発言で知られるロシア正教会の大司祭が18日、ボディラインが出る服やフルメイクを好むロシア女性を「まるでストリッパーのようだ」と批判した。

 フセボロド・チャプリン(Vsevolod Chaplin)大司祭は、インタファクス(Interfax)通信が伝えた公開書簡で次のように述べ、一部の女性の装いを厳しく批判した。「道路をストリップショーの舞台と間違えている人びとがいるのは問題だ。裸同然の格好でピエロのような化粧をした女性に良い伴侶が見つかるわけがない」

 また、女性の装いは単なる個人の問題ではないと主張し、オフィスや学校を手始めに国家レベルで「全ロシアの服装規制」を設けるべきだと提案した。また男性についても、短パンやジャージ、サンダルをはいて街中に出るのは適切でないと批判した。

 チャプリン大司祭は12月、女性にもっと「真面目」な服装するよう説いた際、「ミニスカートをはいて酔っぱらっている女性はレイプされても自業自得だ」と発言して物議を醸した。このときはフェミニストの団体Za Feminismがロシア正教会のキリル(Kirill)総主教に抗議した。(c)AFP