【8月9日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)の宗教当局は、今週のラマダン(断食月)入りを前に、酷暑にさらされる労働者が健康を害する恐れがある場合は断食を中断してもよいとするファトワ(宗教令)を出した。

 石油掘削施設の労働者から「酷暑のなか飲み食いせずに働くことで健康に害が及びそうな場合、断食を中断してもよいか」との質問が寄せられたことを受け、8日までにウェブ上で発表された。

 ただし、日の出から断食を始め、日没まで続けられなくなった場合に限り中断すべきだとしている。

 夏の気温が常に40度を超える同国では、今年のラマダンは今週11日か12日に、新月が確認された時点で始まる。(c)AFP