【7月31日 AFP】インドネシア・ジャカルタ(Jakarta)で28日、高級ラウンジバー&レストラン「ブッダバー(Buddha Bar)」の前に約300人が集まり、閉店を求める抗議活動を行った。

 白シャツを着て集まったのは、「People's Alliance to Close Buddha Bar」を名乗るグループ。ブッダバーは異教徒間の関係を悪化させる恐れがあると主張し、「即刻閉店せよ」とシュプレヒコールをあげた。

 ブッダバーはフランスのフランチャイズ・チェーンで、同店は2008年末にアジアで初めて開店した。それ以来、店名が仏教を侮辱しているとして、仏教徒らが怒りの抗議行動を繰り返してきた。

 店側はその後、2つの単語をつなげた「Buddhabar」に改名したが、抗議が収まる気配はない。

 22歳のある仏教徒は、店内に多くの仏像が飾られていることも問題視する。高さ5メートルもある黄金の仏陀(ぶっだ)座像が、広い店内を見下ろしているという。

 今回の抗議活動に関し、店側はコメントしていない。

 同国では、人口の約90%がイスラム教徒だが、憲法は、キリスト教、ヒンズー教、仏教、儒教など少数派宗教の権利も擁護している。(c)AFP  

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