聖餐式でイヌにも聖体授与、司祭が非難の的に カナダ
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【7月29日 AFP】カナダ・トロント(Toronto)にあるカナダ聖公会の教会で、臨時司祭が聖餐(せいさん)式の際に信者が連れていたイヌに聖体(パンとワイン)を与えたことから、一部の信者から怒りの声が上がっている。
事の発端は前月、ジャーマンシェパードを連れた男性(56)が初めて、トロント市中心街にある聖ペテロ教会(St. Peter's Church)を訪れたこと。女性の臨時司祭は「2人」を快く招き入れ、男性に聖体を授けた後、同伴のイヌにも同様に与えた。
イヌの飼い主の男性は地元紙トロント・スター(Toronto Star)に対し、「まったく悪気はなかった」「最前列にいた年老いた女性が幸せそうにほほ笑んだことだけでも、価値ある行為だったと言えるんじゃないか」と語っている。
ほほ笑ましい出来事と受け取る人もいた一方で、少なくとも1人の教区民が正式な苦情を教区に提出したほか、カナダ聖公会の信者団体の代表も、「イヌに聖体を与えるなんて、世界中どこのキリスト教会でもありえない」と批判。臨時司祭は謝罪する羽目になった。(c)AFP
事の発端は前月、ジャーマンシェパードを連れた男性(56)が初めて、トロント市中心街にある聖ペテロ教会(St. Peter's Church)を訪れたこと。女性の臨時司祭は「2人」を快く招き入れ、男性に聖体を授けた後、同伴のイヌにも同様に与えた。
イヌの飼い主の男性は地元紙トロント・スター(Toronto Star)に対し、「まったく悪気はなかった」「最前列にいた年老いた女性が幸せそうにほほ笑んだことだけでも、価値ある行為だったと言えるんじゃないか」と語っている。
ほほ笑ましい出来事と受け取る人もいた一方で、少なくとも1人の教区民が正式な苦情を教区に提出したほか、カナダ聖公会の信者団体の代表も、「イヌに聖体を与えるなんて、世界中どこのキリスト教会でもありえない」と批判。臨時司祭は謝罪する羽目になった。(c)AFP