【2月24日 AFP】訪米中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は22日、マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」のアカウントを取得し、「つぶやき」を開始した。わずか2日間でフォロワー数が5万5000人を超える人気ぶりだという。

 ダライ・ラマはアカウント取得の前日、ロサンゼルス(Los Angeles)でツイッターのエバン・ウィリアムス(Evan Williams)最高経営責任者(CEO)と面会した。ウィリアムス氏は面会後、「ダライ・ラマをツイッターに誘ってみた。彼は笑ってたよ」とのつぶやきを発信していた。

 ところが翌日、ダライ・ラマはアカウントを取得、ツイッターの広報担当者ショーン・ギャレット(Sean Garrett)氏から歓迎のメッセージが書き込まれた。

 ダライ・ラマのアカウントからは23日までに7回のつぶやきが発せられているが、いずれも精神的指導者としての金言・格言のたぐいではなく、訪米中の活動に関する記事や写真へのリンクを掲載したものだという。

 ツイッターに関しては、1年前、ダライ・ラマを名乗る人物がアカウントを取得し、数万人のフォロワーを集めたが、偽物であることが発覚してアカウントが閉鎖されるという事件があった。

 こうした著名人の「なりすまし」が相次いだことから、ツイッターは著名人向け「認証済みアカウント」の提供を始めた。ダライ・ラマのアカウントは、もちろん、認証済みだという。(c)AFP