「2010年は騒乱の年」、民間信仰の司祭1000人が予言 キューバ
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【1月3日 AFP】キューバの民間信仰「サンテリア(Santeria)」の高位の司祭たちが2010年の世界の動きについて予言した内容が2日に発表された。
キューバのサンテリアの司祭1000人は例年、同国と世界の動向について予言する。今年の予言内容をまとめたものによると、クーデターや政治体制の急激な変化が起きるほか、政府上層部で裏切りや権力の喪失が起きる。また農畜産物の生産量が減り、「合意が破られ戦闘や軍事介入が発生する」という。
さらに「地球規模の深刻な環境汚染」と「海面水位の上昇」が起き、人間の健康では脳血管に関する病気や、目、肺、骨の病気が増えるという。
こうした問題に対応するため司祭たちは「誠実な対話」と「少数意見を大切にした多数決による決定」を尊重することと、政治・経済・社会の3つの分野における「新たな変革」を勧めている。
「望んでいるものすべてに手ができるが、同時にすべてを破壊する可能性もある。その可能性は2009年よりもはるかに大きい。すべてはわれわれの手中にある」と、サンテリアの司祭ラサロ・クエスタ(Lazaro Cuesta)師は述べている。
サンテリアは奴隷として連れられてきたアフリカ人たちがキューバに持ち込んだ民間信仰で、人口約1100万人の同国で多くの人が信仰している。(c)AFP
キューバのサンテリアの司祭1000人は例年、同国と世界の動向について予言する。今年の予言内容をまとめたものによると、クーデターや政治体制の急激な変化が起きるほか、政府上層部で裏切りや権力の喪失が起きる。また農畜産物の生産量が減り、「合意が破られ戦闘や軍事介入が発生する」という。
さらに「地球規模の深刻な環境汚染」と「海面水位の上昇」が起き、人間の健康では脳血管に関する病気や、目、肺、骨の病気が増えるという。
こうした問題に対応するため司祭たちは「誠実な対話」と「少数意見を大切にした多数決による決定」を尊重することと、政治・経済・社会の3つの分野における「新たな変革」を勧めている。
「望んでいるものすべてに手ができるが、同時にすべてを破壊する可能性もある。その可能性は2009年よりもはるかに大きい。すべてはわれわれの手中にある」と、サンテリアの司祭ラサロ・クエスタ(Lazaro Cuesta)師は述べている。
サンテリアは奴隷として連れられてきたアフリカ人たちがキューバに持ち込んだ民間信仰で、人口約1100万人の同国で多くの人が信仰している。(c)AFP