「イスラム教徒はスイスの銀行から撤退する」、トルコ国務相が反撃
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【12月3日 AFP】スイスが国民投票で、イスラム教のモスク(礼拝堂)の尖塔(ミナレット)建設の禁止を可決したことに対し、トルコのエゲメン・バウシュ(Egemen Bagis)国務相兼EU加盟交渉担当官が、世界のイスラム教徒たちはスイスの銀行から金を引き揚げるだろうと発言し、反撃した。2日のトルコ紙ヒュリエト(Hurriyet)が報じた。
バウシュ国務相は「今回の国民投票が、スイスの銀行に資金を保有し投資してきた世界各国のイスラム国の兄弟たちが、その考えを見直すきっかけになると確信している。彼らに対し、トルコの金融業界の扉は常に開いている」と述べた。
トルコの政治指導者らは2日、スイスの決定について欧州全般に広がる「イスラム恐怖症」の表れだと厳しく批判し、スイスに「その過ちからできる限り早く元の道に戻るよう」求めた。
スイスのミナレット建築禁止案は右派政党が提出したものだが、前月29日に行われた国民投票では賛成票が57%を占め、政府与党やその他の政党の反対を押し切った。国民投票の結果は欧州全体の右派政党に歓迎され、同様の投票を求める声を上げる国も出ている。(c)AFP
【関連記事】イスラム教モスクの尖塔建設禁止めぐる国民投票、賛成が上回る スイス
バウシュ国務相は「今回の国民投票が、スイスの銀行に資金を保有し投資してきた世界各国のイスラム国の兄弟たちが、その考えを見直すきっかけになると確信している。彼らに対し、トルコの金融業界の扉は常に開いている」と述べた。
トルコの政治指導者らは2日、スイスの決定について欧州全般に広がる「イスラム恐怖症」の表れだと厳しく批判し、スイスに「その過ちからできる限り早く元の道に戻るよう」求めた。
スイスのミナレット建築禁止案は右派政党が提出したものだが、前月29日に行われた国民投票では賛成票が57%を占め、政府与党やその他の政党の反対を押し切った。国民投票の結果は欧州全体の右派政党に歓迎され、同様の投票を求める声を上げる国も出ている。(c)AFP
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