割礼失敗で男性31人死亡、南アフリカ
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【7月4日 AFP】南アフリカの東ケープ(Eastern Cape)州で、伝統的な割礼手術の失敗が原因で、10代の男性31人が死亡した。同州保健当局が3日、述べた。
州保健当局のSizwe Kupelo報道官は、AFPに対し「6月以降ほぼ毎日、2人の死亡が報告されている」と述べた。また、「この悲惨な状況は、毎年起きている。これまでに保健当局は、無節操な外科医が運営する学校から大勢の少年たちを救出してきた」と述べた。
割礼を行っているのは、郊外のTranskei地区に暮らすコサ(Xhosa)人らで、死者は同地区に集中している。コサ人の社会では、通過儀礼として、18歳以上の男性を原野に1か月間追放し、社会的な価値を教え込む儀式を行っている。この儀式の最後に、麻酔を使用せずに伝統的な手術道具を用いて、割礼を施すという。
保健当局によると、死因は脱水症、低体温症、出血多量が多く、少年の大半は手遅れになるまで病院に行かないという。
2008年冬期には、24人が死亡した。また、儀式に参加した535人が負傷や低体温症で入院した。
前月には、訓練を十分に受けていない伝統的外科医に割礼を施された少年が、男性器をほぼ切断されて腐りかけの状態で入院したという。(c)AFP
州保健当局のSizwe Kupelo報道官は、AFPに対し「6月以降ほぼ毎日、2人の死亡が報告されている」と述べた。また、「この悲惨な状況は、毎年起きている。これまでに保健当局は、無節操な外科医が運営する学校から大勢の少年たちを救出してきた」と述べた。
割礼を行っているのは、郊外のTranskei地区に暮らすコサ(Xhosa)人らで、死者は同地区に集中している。コサ人の社会では、通過儀礼として、18歳以上の男性を原野に1か月間追放し、社会的な価値を教え込む儀式を行っている。この儀式の最後に、麻酔を使用せずに伝統的な手術道具を用いて、割礼を施すという。
保健当局によると、死因は脱水症、低体温症、出血多量が多く、少年の大半は手遅れになるまで病院に行かないという。
2008年冬期には、24人が死亡した。また、儀式に参加した535人が負傷や低体温症で入院した。
前月には、訓練を十分に受けていない伝統的外科医に割礼を施された少年が、男性器をほぼ切断されて腐りかけの状態で入院したという。(c)AFP