ベネディクト16世、「岩のドーム」を法王として初訪問 エルサレム
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【5月12日 AFP】エルサレム(Jerusalem)を訪問中のローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は12日、法王として初めて、イスラム教の聖地「岩のドーム(Dome of the Rock)」を訪問した。中東は紛争のただ中にあるが、ベネディクト16世は、過去の意見の相違を乗り越えて聖地の平和を祈るよう呼びかけた。
ベネディクト16世は12日朝、エルサレムのランドマークとなった巨大な黄金色の丸屋根を持つ「岩のドーム」に到着し、赤色の靴を脱いで施設内へ入った。
エルサレムの旧市街地は、ユダヤ教の最大の聖地であり、また、イスラム教徒にとっても3番目に重要な聖地で、中東における紛争の火種となってきた。2000年には、パレスチナ人による2度目の暴動が発生した。
尖塔からは狙撃手が一帯を警備し、ベネディクト16世が次に向かった聖地「嘆きの壁(Wailing Wall)」を見渡す広場には大勢の警官が出動した。
ベネディクト16世は、「嘆きの壁」で、「アブラハム・イザク・ヤコブらの神よ。どうか、平和をこの聖地と中東、そして人類にもたらすように」と書いた紙片を、岩のすき間に埋め込んだ。(c)AFP/Djallal Malti
ベネディクト16世は12日朝、エルサレムのランドマークとなった巨大な黄金色の丸屋根を持つ「岩のドーム」に到着し、赤色の靴を脱いで施設内へ入った。
エルサレムの旧市街地は、ユダヤ教の最大の聖地であり、また、イスラム教徒にとっても3番目に重要な聖地で、中東における紛争の火種となってきた。2000年には、パレスチナ人による2度目の暴動が発生した。
尖塔からは狙撃手が一帯を警備し、ベネディクト16世が次に向かった聖地「嘆きの壁(Wailing Wall)」を見渡す広場には大勢の警官が出動した。
ベネディクト16世は、「嘆きの壁」で、「アブラハム・イザク・ヤコブらの神よ。どうか、平和をこの聖地と中東、そして人類にもたらすように」と書いた紙片を、岩のすき間に埋め込んだ。(c)AFP/Djallal Malti