【3月24日 AFP】インドネシア・ジャカルタ(Jakarta)で、アジアで初めて開店したフランス・パリ(Paris)に本店のある「ブッダバー(Buddha Bar)」が、仏教への侮辱だとされるなど、抗議の的になっている。

 ブッダバーは、店内に巨大なブッダ像が置かれた豪華なラウンジ・バーとレストランで、ジャカルタ中心部にあるオランダ植民地時代の建物を改装してオープンした。しかし、オープンから3か月もたたないうちに、閉店を求める声が高まっている。

 ブッダバーにはほぼ毎週、仏教徒らが集まって抗議行動を行っているが、ブッダバー側は、同社のウェブサイトにある言葉を借りれば、「地元のおしゃれな人びと」の「心を射止める」ことを目指しているとしている。

 仏教徒による反ブッダバー団体の弁護士らは、ブッダバーが仏教を侮辱しているとして、警察に訴え出た。インドネシアはイスラム教徒が大半を占めるが、仏教は憲法上認められている5つの宗教の1つ。(c)AFP/Stephen Coates