イスラム聖職者会議、9歳からの女子結婚認める宗教令を批判 モロッコ
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【9月22日 AFP】モロッコのウレマ(イスラム法学者)高等評議会は21日、あるイスラム神学者が今月初めに出した「女子は9歳から結婚できる」とするファトワ(宗教令)を非難する声明を発表した。
問題とされたMohamed Ben Abderrahman Al-Maghraoui師のファトワは、預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)が9歳児を妻の1人に迎えたことを根拠にしている。同師は批判を「イスラム国家とその神学者への俗世的な攻撃だ」とかわしている。
国王モハメド6世(King Mohamed VI)が議長をつとめる同評議会は「宗教を盾にし、9歳女児の結婚を正当化しようとしている」とした上で、同師を「扇動者」と非難した。
首都ラバト(Rabat)の弁護士、Mourad Bekkouri氏は、このファトワは子どもの人権を損ない、性的暴行を助長して家族を侵害し、刑法に違反するとして、同師とこのファトワに対する裁判を申し立てている。(c)AFP
問題とされたMohamed Ben Abderrahman Al-Maghraoui師のファトワは、預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)が9歳児を妻の1人に迎えたことを根拠にしている。同師は批判を「イスラム国家とその神学者への俗世的な攻撃だ」とかわしている。
国王モハメド6世(King Mohamed VI)が議長をつとめる同評議会は「宗教を盾にし、9歳女児の結婚を正当化しようとしている」とした上で、同師を「扇動者」と非難した。
首都ラバト(Rabat)の弁護士、Mourad Bekkouri氏は、このファトワは子どもの人権を損ない、性的暴行を助長して家族を侵害し、刑法に違反するとして、同師とこのファトワに対する裁判を申し立てている。(c)AFP