ブレア前英首相がローマカトリック教へ改宗
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【12月23日 AFP】トニー・ブレア(Tony Blair)前英首相(54)が、ローマカトリック教に改宗した。ブレア氏の広報担当官マシュー・ドイル(Matthew Doyle)氏が22日、明らかにした。
これに先立ち、英メディアはブレア氏が21日夜にロンドン(London)中心部で改宗式を行ったと報じていた。
ブレア氏の英国国教会からの改宗については、シェリー(Cherie)夫人と4人の子供たちがローマカトリック教徒であるため、以前から予測されていた。11月9日付けのカトリック教会誌「The Tablet」は、「数週間以内」に改宗式が行われる予定と伝えていた。
ブレア氏の10年にわたる首相在任中も、退任後の改宗が頻繁に憶測されていた。ブレア氏が退任直前にバチカンを訪れ、法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)と面会したことも、改宗間近との憶測を広めた。
ブレア氏は以前から改宗を望んでいたが、その場合には北アイルランドのプロテスタント系住民とカトリック系住民の和平交渉で自身の立場に影響を及ぼす可能性が指摘されていた。
また、幹細胞研究や妊娠中絶、同性愛者の人権などの問題に加え、国王の名代として英国国教会の大主教と主教を任命するという英国首相としての立場と相容れなかったともみられている。(c)AFP
これに先立ち、英メディアはブレア氏が21日夜にロンドン(London)中心部で改宗式を行ったと報じていた。
ブレア氏の英国国教会からの改宗については、シェリー(Cherie)夫人と4人の子供たちがローマカトリック教徒であるため、以前から予測されていた。11月9日付けのカトリック教会誌「The Tablet」は、「数週間以内」に改宗式が行われる予定と伝えていた。
ブレア氏の10年にわたる首相在任中も、退任後の改宗が頻繁に憶測されていた。ブレア氏が退任直前にバチカンを訪れ、法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)と面会したことも、改宗間近との憶測を広めた。
ブレア氏は以前から改宗を望んでいたが、その場合には北アイルランドのプロテスタント系住民とカトリック系住民の和平交渉で自身の立場に影響を及ぼす可能性が指摘されていた。
また、幹細胞研究や妊娠中絶、同性愛者の人権などの問題に加え、国王の名代として英国国教会の大主教と主教を任命するという英国首相としての立場と相容れなかったともみられている。(c)AFP