【11月25日 AFP】バチカン(Vatican)で24日、新枢機卿23人の就任式が行われた。新枢機卿らはローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)の前にひざまずき、「ビレッタ」と呼ばれる赤い角帽を受け取った。

 「教会の王子」と称される枢機卿は法王に助言し、法王選挙における投票権を持つ選ばれた存在だ。新たに就任した23人のうち、5人は80歳以上のため法王選挙での投票権は持たない。今回の就任により枢機卿会(College of Cardinals)の総人数は201人、投票権を持つ枢機卿は120人となった。

 法王は新枢機卿らに対し、ラテン語の句「usque ad sanguinis effusionem(「血を流すまで」の意)」を引用し、赤色の法衣は信仰のためには死をも辞さない意思を象徴していることを示した。(c)AFP/Gina Doggett