【10月20日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が11月に来日することが明らかとなった。共同通信(Kyodo News agency)が匿名筋の情報として20日、伝えた。

 来日は国内宗教団体の招きによるもので、来月14日から23日までの日程が組まれている。滞在中、横浜などで講演を行う予定。

 ダライ・ラマ14世の前回の来日は2006年11月で、中国政府は日本に対して抗議したが、日本政府は政治活動を行わないなどの条件の下、受け入れていた。

 ダライ・ラマ14世は、16日にジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と私的に会談し、また17日には米国議会から民間人に贈られる最高の栄誉である議会名誉黄金勲章(Congressional Gold Medal)を授与されており、中国政府の反発を強めている。(c)AFP