【9月25日 Relaxnews】タイ・バンコク(Bangkok)のチャオプラヤ(Chao Phraya)川のほとり、「暁の寺(Temple of Dawn)」としても知られるタイの象徴的な寺院「ワット・アルン(Wat Arun)」が、今月から3年かけて改修されることになった。費用は約400万ドル(約3億9500万円)。現地の当局者が20日明らかにした。

 タイで最も有名な観光名所の1つで、磁器がちりばめられた建物の表面に朝の光が反射することで有名な同寺院は、改修期間中も観光客に開放されるという。タイ文化省によると、19世紀前半に建立された中央の大仏塔の改修は2015年に始まり、約1年かかる予定。

 観光客ががっかりしないように作業用の足場を一度に全部組むことはせず、寺院全体が足場で隠れることがないようにするという。

 ワット・アルンが前回改修されたのは1996年。メンテナンスのサイクルは通常25〜30年だが、今回は深刻化する公害や気候変動のため改修開始を前倒ししたという。(c)Relaxnews/AFPBB News