【9月7日 Relaxnews】赤ちゃんはちゃんと眠っているだろうか──とやきもきしている新米パパ・ママをセンサーに強い味方がやってきた。履かせるだけで寝ている赤ちゃんのバイタルサインを測定する「スマートソックス」だ。

 2012年に創業したベビー用品企業Owlet Baby Careはスマートソックスの商品化を目指し、資金集めのクラウドファンディングキャンペーンを行っている。多数のセンサーが搭載された靴下が赤ちゃんの心拍数や血中酸素濃度、睡眠の質、皮膚温度、睡眠中の姿勢を測定する。測定結果はスマートフォンアプリでアクセスできる。

 商品化に向けて早期サポーターになれば、159ドル(約1万5800円)で同製品を購入できる。スマートソックスは、皮膚温度と心拍数を測定する4つのセンサーを備えたパルス酸素濃度計を搭載。さらに赤ちゃんの動きを追跡する加速度計も付いており、赤ちゃんが転がってうつぶせ状態になればアラームが鳴って知らせてくれる。すべてのデータはワイヤレスでスマートフォンに送信され、アプリで詳細に分析した赤ちゃんの健康状態をリアルタイムでチェックできる。

 まだ米食品医薬品局(US Food and Drug AdministrationFDA)の承認は受けていないが、クラウドファンディングで集めた資金で承認手続きを進める予定だ。同社は10万ドル(約990万円)の資金調達を目指しているが、キャンペーンの最初の数日間で約3万5000ドル(約350万円)を調達した。(c)Relaxnews/AFPBB News