【8月22日 Relaxnews】一国政府の公式ツイッター(Twitter)アカウントを一般のツイッター利用者が運営したら、どうなるだろう?ツイートの内容は明らかに面白くなる。

 スウェーデン政府観光局は昨年、公式ツイッターアカウントの運営を市民に移管すると決めた。国の広報や宣伝を民主化する試みで、その業務をツイッターの世界とスウェーデンのツイッター利用者たちに委ねてみることにした。

 1年後、この戦略は大成功し、米旅行情報サイト「Skift」によるとフォロワー数はプロジェクト開始時の8000フォロワーから6万6500を超えるまでに成長。現在のリツイート数は平均4.5倍だ。

 厳密な管理下にある広報担当者に代わる斬新な声が、スウェーデンに関して、それぞれが感じる独自の見方を毎週、ツイッターの世界にもたらしてくれることが、新たな魅力となっている。さらに@Swedenには、発言の内容が面白いユニークなキャラクターのアバターたちが揃っている。

 こうしたスウェーデン政府の新戦略に、他国の観光局も注目し始めた。仏パリ(Paris)の観光局も今夏、パリの見どころをフォロワーたちに紹介している地元の著名ブロガーたちに仏語公式ツイッターアカウントを任せる試みを始めている。(c)Relaxnews/AFPBB News