【8月16日 AFP】マイクロブログのツイッター(Twitter)に13日、仕事中の暇つぶしのためにマリフアナがほしいと投稿したカナダ・トロント(Toronto)周辺に住む機械工の男性に対し、意外な反応があった──ユーモアたっぷりの、警察によるリツイートだ。また、投稿の内容が上司に伝えられたため、この若い男性は職も失うことになった。同国のメディアが15日に報じた。

 投稿の内容は、「ヴォーガン(Vaughan)の近くにマリフアナ2グラムを売りたいディーラーはいない?今日一日持ちこたえるために、マリフアナたばこが1~2本ほしいんだ ‎」というものだった。

 投稿に気付いた警察はすぐに、「最高!僕らも行っていい?」と反応。すると、インターネット上でこのやりとりを見つけた人たちがおもしろがり、リツイートされた回数は3000回以上に上った。

 男性のツイートにコメントしたブレア・マッキラン(Blair McQuillan)巡査はAFPに対し、警察がインターネット上のやりとりを監視しており、ツイッター上でのコメントについて責任を問われる場合があることを人々に認識してもらいたかったと説明した。

 警察は今回の一件について、コメントにあった場所に警官を送り、誰かが現れる(そして犯行に及ぶ)のを待つのは最善の策ではないと考えた。そのため、犯罪防止につながる方法を取ることにしたという。

 マッキラン氏はまた、「違法薬物を使うなというメッセージを送っても、巨大なオンラインネットワークの中のどこかに埋もれてしまうだろう。そのため、何かおもしろい方法で人々とかかわり、われわれが単なる『バッジを付けた怠け者』ではないことを示したかった」と話している。(c)AFP