【7月25日 Relaxnews】米デルタ航空(Delta Air Lines)が、米国で人気のリアリティー番組「トップ・シェフ(Top Chef)」風の機内番組を開催すると発表した。このショーは「The Cabin Pressure Cook Off: The Search for the Next Delta Chef(次のデルタ機シェフを探せ)」とのタイトルでシリーズ番組化され、機内で放送される予定だ。また、優勝者には新しい機内食メニューの開発に携わる機会も与えられる。

 この企画は、米国の料理誌「フード&ワイン(Food & Wine)」と共催され、同誌がこれまで主催してきたイベント「最優秀新人シェフ賞(Best New Chefs)」の25周年記念を祝す意図も込められている。今回のイベントで激しいバトルを繰り広げる出場者4人はいずれも過去に同賞を受賞した経験のある面々だ。優勝したシェフは、デルタ航空の調理部と共に新しい機内食の開発を担うことになる。

 番組ではシェフたちに課題が与えられ、デルタ航空が選んだセレブシェフのマイケル・チャレロ(Michael Chiarello)、ミシェル・バーンスタイン(Michelle Bernstein)、ソムリエのアンドレア・ロビンソン(Andrea Robinson)、加えて「フード&ワイン」誌のクリスティーナ・グルドビッチ(Christina Grdovic)が審査する予定。

 このシリーズは10月に開始され、機内で放送されるだけでなく、デルタ航空やフード&ワイン誌のウェブサイトでも公開されることになっている。

 航空会社が機内食のメニュープランを一般から募るのは初めてではない。今年の初めには、香港のキャセイ航空(Cathay Pacific)も機内食として提供する麺料理のレシピを公募した。(c)Relaxnews/AFPBB News