【7月16日 AFP】英国のチャールズ皇太子(Prince Charles)は15日、訪問先の英南西部の町で、長男ウィリアム王子(Prince William)の第1子について、「そろそろ生まれてくれれば」と冗談めかして話した。一方、同行したカミラ(Camilla)夫人はさらに踏み込み、「週末までに」誕生することを期待していると語った。

 ウィリアム王子の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の出産が秒読み段階に入る中、チャールズ皇太子夫妻はコーンワル州(Cornwall)と隣接するデボン(Devon)州を訪問。コーンワル州の海辺の町ビュード(Bude)では、皇太子夫妻は地元住民の歓迎を受け、新生児を抱いた数人の母親と対面した。

 生後3週間の娘エリー・メイちゃんを連れていたリンゼイさんは、「私が『もうすぐお孫さんのご誕生ですね』と言うと、皇太子は『そうであってほしいね』と笑っておっしゃいました」と話す。

 一方のカミラ夫人は、思わず本音をもらしてしまったようだ。

「電話が来るのをひたすら待っています。週末までに生まれてくれるといいのだけれど」

■ロイヤルベビーと同じ誕生日の赤ちゃんに銀貨

 スティーン夫妻は生後5日の息子ローウェン君を連れて皇太子夫妻を出迎えた。「助産師さんが、キャサリン妃と同じ出産日になって、記念の硬貨がもらえるかもしれないと冗談を言っていましたが、息子はそれまで待てずに生まれてきてしまいました」

 ウィリアム王子夫妻の第1子と同じ日に生まれた英国の赤ちゃんには、王立造幣局(Royal Mint)の記念1ペニー銀貨(28ポンド相当。約4200円)が無料で贈られる。受け取るためには申請が必要。(c)AFP