【7月11日 AFP】フランスの経済財政産業省競争力・産業・サービス総局(DGCIS)が9日に公開した資料によれば、2012年に世界の観光客に最も人気があった国は、増加するアジアからの旅行客を引きつけたフランスで、2011年に続き首位を維持したと発表した。フランスを訪れた外国人観光客の総数は、過去最高だった一昨年の8140万人を上回る、8300万人だった。
 
 フランスを訪れた外国人観光客の内訳は、欧州からが全体の83%を占めている。一方、中国からの観光客は、数ではまだ140万人に過ぎないとはいえ、前年比23.3%増となった。
 
 また、旅行者が昨年フランスで消費した額は合計で、前年比6.3%増の358億ユーロ(4兆6000億円)に上ったという。(c)AFP