米「自由の女神」が独立記念日に再オープン、ハリケーンで8か月閉鎖
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【7月5日 AFP】米ニューヨーク(New York)の「自由の女神(Statue of Liberty)」が、独立記念日の4日、一般公開を再開した。自由の女神像は、昨年10月に同市を襲った巨大ハリケーン「サンディ(Sandy)」により甚大な被害を受け、閉鎖されていた。
同市マンハッタン(Manhattan)地区の南端にあるリバティー島(Liberty Island)に立つこの像は、同国で最も知名度の高いシンボルの1つ。パレードや屋台、花火で盛り上がる祝日のこの日、訪れた観光客の中には一番乗りを目指そうと、夜明け頃から待つ人もいた。
リバティー島では、独立記念日を祝う星条旗がはためき、愛国心を示す服装の観光客も数多く見られる中、自由の女神の公開再開を祝うバンド演奏が行われた。
テープカットの式典に出席したマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は、「公開を再開するのはこれが最後になりますように」と語った。
「サンディ」が同国東海岸を襲ったのは昨年10月29日。自由の女神はこの前日、1年かけた冠部分の改修工事を終え、一般公開が再開されたばかりだった。リバティー島は4分の3が冠水し、桟橋や手すりは外れ、電線・電話線共に損傷、また歩道も波と風にあおられ損壊するなど、壊滅的な被害を受けた。
公開再開に向けては5万3000個以上のれんがを交換するなどの修復作業が行われたが、島の一部は公開が見送られた。国立公園局(National Park Service)の広報担当者はAFPに対し、「インフラ改修は現在も続行中。電力・下水等は単に復旧すればいいというものではなく、また今度嵐に見舞われても損壊しない場所に設置しなければならないため、堅実に再建に取り組んでいる」と語った。
課題は残っていても、観光客や作業員の喜びは変わらず、同島を訪れた誰もがうれしそうな表情だった。この日の人出は約1万5000人と見込まれている。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU
同市マンハッタン(Manhattan)地区の南端にあるリバティー島(Liberty Island)に立つこの像は、同国で最も知名度の高いシンボルの1つ。パレードや屋台、花火で盛り上がる祝日のこの日、訪れた観光客の中には一番乗りを目指そうと、夜明け頃から待つ人もいた。
リバティー島では、独立記念日を祝う星条旗がはためき、愛国心を示す服装の観光客も数多く見られる中、自由の女神の公開再開を祝うバンド演奏が行われた。
テープカットの式典に出席したマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は、「公開を再開するのはこれが最後になりますように」と語った。
「サンディ」が同国東海岸を襲ったのは昨年10月29日。自由の女神はこの前日、1年かけた冠部分の改修工事を終え、一般公開が再開されたばかりだった。リバティー島は4分の3が冠水し、桟橋や手すりは外れ、電線・電話線共に損傷、また歩道も波と風にあおられ損壊するなど、壊滅的な被害を受けた。
公開再開に向けては5万3000個以上のれんがを交換するなどの修復作業が行われたが、島の一部は公開が見送られた。国立公園局(National Park Service)の広報担当者はAFPに対し、「インフラ改修は現在も続行中。電力・下水等は単に復旧すればいいというものではなく、また今度嵐に見舞われても損壊しない場所に設置しなければならないため、堅実に再建に取り組んでいる」と語った。
課題は残っていても、観光客や作業員の喜びは変わらず、同島を訪れた誰もがうれしそうな表情だった。この日の人出は約1万5000人と見込まれている。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU