【7月4日 AFP】競売会社インターアジア・オークションズ(Interasia Auctions)は3日、香港で行った競売で、現存記録が32枚しかない清朝時代の希少な切手、「紅印花小字一元(Red Revenue Small One Dollar)」が690万香港ドル(約8900万円)で落札されたと発表した。

 同社によれば、中国で幸運を表す明るい紅色をしたこの切手は、発行元の「大清郵政」(清朝郵政局)と額面を示す字が小さすぎるとして再印刷されたため、非常に珍しいという。

 1日まで3日間にわたって行われた中国、香港、アジアの切手の競売会に出品された。インターアジアによれば、競売会全体で7190万香港ドル(約9億2600万円)を売り上げた。(c)AFP