ライブストリーミング使った児童性的虐待が増加、英機関が警告
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【7月3日 AFP】発展途上国の子どもに対する性的虐待がスカイプ(Skype)などのインターネットサービスを使ってライブストリーミング(映像や音声の即時配信)される事例が増加している。英国のオンライン児童保護機関が2日、警告した。金銭の見返りに子どもたちの姿を捉えたライブ映像が提供されているという。
英政府機関の児童搾取対策オンライン保護センター(Child Exploitation and Online Protection Centre、CEOP)によると、児童に対する性的虐待は、外国の貧しい家族が標的とされるケースが年々増えているとされ、特に2012年からは、わいせつな映像の制作・頒布の手段としてライブストリーミングが使われるようになったという。
CEOPは報告書で、「犯罪者たちは、外国の不安定な家族を標的にして、ウェブカメラを使って子どもたちへのライブアクセスを得ている」と述べ、「家族や犯罪組織への金銭支払いの見返りとして、子どもたちは性的な行為に従事させられている」と指摘した。
CEOPによると、2012年10月に特定した被害児童146人のうち、96%が白人とみられる児童で、4%がアジア系の見た目をしていたという。(c)AFP