【7月2日 AFP】7月中旬の出産予定日を控えた英キャサリン妃(CatherineDuchess of Cambridge)が出産のために入院するとされるロンドン(London)の病院前に、世界各国から報道陣が集まり始めた。「今年の目玉」となる一枚を撮り逃すまいと、各メディアは場所取りに大忙しだ。

 同市パディントン(Paddington)地区にあるセント・メアリー病院(St Mary's Hospital)入り口正面の路上では1日、キャサリン妃の到着を待ち構える数十人のテレビカメラ班や写真記者による場所取りの様子が見られた。

 英王室(Buckingham Palace)は出産予定日を7月中旬と発表しているが、それよりも早まるかもしれないという憶測が広がっている。これは1981年に故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)がウィリアム王子(Prince William)を妊娠していた際、偽の予定日が公表されていたことが背景にある。

 同病院前に集まった報道陣によると、出産に関する新たな情報はほぼ皆無に等しいが、同日、1社のカメラ班が早めに到着したことから、他社も負けじと場所取りをせざるを得ない状況になったようだ。

 新たに王位継承権を持つことになるロイヤルベビーの誕生は、世界的なニュースとして大きな注目を集めている。ウィリアム王子とキャサリン妃の2011年の結婚式の模様は全世界で20億人が視聴したとされる。

 キャサリン妃は、6月15日に行われたエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の87歳の誕生日を祝う公式行事「軍旗分列行進式(Trooping the Colour)」に出席して以来、公の場には姿を現していない。(c)AFP