【6月24日 AFP】南アフリカ政府が、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(94)が危篤だと発表したことを受けて、米国家安全保障会議(US National Security Council)のケイトリン・ヘイデン(Caitlin Hayden)報道官は23日、「マンデラ氏とその家族、南アフリカ国民のことを思い、祈っている」と述べた。

 26日にセネガル、南アフリカ、タンザニアを回るアフリカ歴訪に出発するバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、マンデラ氏と面会するかどうかはマンデラ氏の家族の判断にゆだねると述べている。米国と南アフリカの初の黒人大統領同士の面会は何年も前から熱い期待を寄せられていた。

 しかし、肺の感染症によってマンデラ氏の健康状態が悪化したことと、オバマ氏が2期目に入るまで南アフリカを訪問できなかったことで、2人の対面は難しいのではないかという見方も出ていた。

 オバマ大統領は2005年、上院議員に当選した直後、ワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪れたマンデラ氏と面会し、その後数回にわたって電話会談をしている。(c)AFP