【6月14日 AFP】米国の親の約7割が、米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)上の子どもたちの活動をチェックしているとの調査結果が14日、発表された。一方で、子どもたちの自己管理能力に信頼を置いている親も多かった。

 南カリフォルニア大学アネンバーグ校(USC Annenberg)デジタル未来センター(Center for the Digital Future)が行った同調査によると、親の70%が子どものフェイスブック・アカウントに目を光らせ、約46%がパスワードを知っていた。

 一方で、30%がフェイスブックの自由な利用を子どもに許していた。その理由としては、「子どもに信頼を置いている」「監視すると信頼がないように受け止められる」との回答があった一方で、フェイスブックの使い方を知らないという理由で監視をしていない親は全体の9%、時間がないという理由で監視をしない親は7%に上った。

 同センターのジェフリー・コール(Jeffrey Cole)所長は「いつ子どもを信頼すべきかは、親なら誰もが持つジレンマ。私たちはここ5年で、これまでの世代が遭遇してこなかった子育ての問題や技術の進歩を経験している。フェイスブックなどのソーシャルメディアを使う子どもたちに、親がどうやって対処するかという問題は、こういった問題の一面にすぎない」と述べている。(c)AFP