【6月11日 AFP】疲れがたまっていたとみられるドイツの銀行員が、うっかりキーボード上で居眠りしてしまい、本来小額だった取引に約290億円相当の金額を誤入力してしまった。

 この銀行員は、ある退職者の銀行口座から62.40ユーロ(約8000円)の送金作業を行っていたところ、「一瞬の居眠りでキーボードの2を連打」してしまい、222,222,222.22 ユーロ(約290億円)という膨大な金額を入力してしまった。同行は直後にこの誤りに気が付き、修正処理を行ったという。

 この事件に関連し、取引の確認時に誤りを見落としたとして解雇された同僚(48)が、ヘッセン(Hessen)労働裁判所に訴えを起こし、同裁判所は10日、この同僚の復職を命じた。(c)AFP