【6月3日 AFP】チェコで2日、23歳の女性が5つ子を出産した。女性が出産した病院によると、チェコでは出生統計を取り始めてから初の5つ子だという。

 地元メディアが「スーパーマム」と称えるアレクサンドラ・キノーバ(Alexandra Kinova)さんは妊娠31週に、首都プラハ(Prague)の産院で約40人からなる医療チームの力を借りて帝王切開で5つ子を出産した。5つ子の性別は男児が4人で、女児が1人。

 5つ子の父親となったアントニン・クロッツェン(Antonin Kroscen)さん(26)は記者会見で「とても幸せだ」と語った。アレクサンドラさんとアントニンさんの間には、すでに男児が1人いる。

 自然妊娠による出産で生まれた5つ子たちの体重は1050グラムから1340グラム。現在は集中治療室にいるが、体調は安定しているという。

 アレクサンドラさんが出産した病院の産科医によると、チェコで出生統計がある1949年以降5つ子が生まれた例は記録されていなかったが、同国では480年に1度の割合で5つ子が生まれているという。(c)AFP